Home > ニュース > グルジア出身のピアニスト、ニーノ・グヴェタッゼがユーラシックのアーティストに加わりました。
2012.05.15
フランツ・リスト国際コンクール(2008年オランダ)で第2位を受賞し、同時にプレス賞&聴衆賞をも受賞したグルジア出身のピアニスト、ニーノ・グヴェタッゼがユーラシックのアーティストに加わりました。
ニーノ・グヴェタッゼ(ピアノ)
Nino Gvetadze
Official website: http://www.ninogvetadze.com/
"聴き手の心に語りかける力を授かった、生まれながらのピアニスト"
グルジア共和国トビリシ生まれ。ヴェロニカ・トゥマニシュヴィリ、ノダール・ガブニア、ナナ・クブティアの各氏に師事。その後オランダに渡り、パウル・コーメン、ヤン・ヴィンに学ぶ。ハーグ王立音楽院に在学中より数々の賞を受賞。中でも2008年にはフランツ・リスト国際ピアノコンクール第2位、あわせて批評家賞と聴衆賞も授与されている。また2010年、才能が際立っている若い音楽家に与えられているボルレッティ=ブイトーニ・トラスト賞受賞。
これまでにミシェル・プラッソン、ヤニク・ネゼ=セガン、マルティン・ジークハルト、ジョン・アクセルロッド、ミシェル・タバシュニクといった指揮者たち、そしてロッテルダム・フィル、オランダ放送響、オランダ・フイルハーモニー管、ハーグ・フィル、ブリュッセル・フィル、ソウル・フィル、ライン・フィルほかと共演。ハノーファー、バイロイト、コンセルトヘボウ、さらに韓国と中国でリサイタル、またスポレート音楽祭ではジャン=イヴ・ティボーデと共演している。また、著名なアムステルダムの「運河フェスティヴァル」でもリサイタルと室内楽で出演。
2009年ハーグ(オランダ)のアントン・フィリップ・ホールのレジデント・アーティストに任命され、ソロ・リサイタル、室内楽、オーケストラとの共演を含む様々な演奏会を数多く行う。2010年3月、オランダのテレビ放送で著名なウラディーミル・ホロヴィッツが使用していたグランド・ピアノで演奏を行う。
2011/12年のシーズンのハイライトは、協奏曲ではブラームスの第2番(デイヴィッド・アフカム指揮マーラー・チェンバー・オーケストラ、イタリア)、リスト(ヤクブ・フルシャ指揮オランダ・フィル、コンセルトヘボウ)、ラフマニノフ(ジュリアン・ヘンペル指揮オランダ・ユース・オーケストラ、コンセルトヘボウ)そしてショパンの第1番(ポール・ホスキンス指揮コリンシアン・チェンバー・オーケストラ、ロンドン)、またリサイタルはジャコバン・ピアノ・フェスティヴァル(トゥールーズ)やドイツのプラッハなどで予定されている。
2011年7月、オーキド・クラシックスからフランツ・リストの作品集のCD「献呈」をリリースする。このCDは、偉大な作曲家リストの生誕200周年に捧げられている。また、グヴェタゼがシューベルト=リストの「糸を紡ぐグレートヒェン」を演奏しているアニメーション・フィルムも作成されており、www.gretchenamspinnrade.com で見ることができる。さらにブリリアント・クラシックスからムソルグスキーの「展覧会の絵」を含むソロ・ピアノ全作品集をリリースしている。
CD
・ムソルグスキー:「展覧会の絵」他(2009年:Brilliant Classics)
・フランツ・リスト:ピアノ作品集「献呈」(2011年:Orchid Classics)
photo: © Sussie Ahlbug